オートレールは、マネックス証券が特許を取得したFXの自動売買機能です。
相場トレンドに合わせて「順張り」で注文を繰り返すので、利益の最大化を狙えます。もしトレンドと逆方向に動いても、そもそも発注しなかったり事前設定の損切りで損失リスクは最小限です。
そのため上昇、下落、レンジの3相場へ柔軟に対応できます。仕組みはこちらの公式ページで、動画と図解でわかりやすく解説されています。
(公式)オートレール
オートレールは最初にカンタンな設定をすれば、あとは自動で注文を繰り返してくれます。そのため設定によって動きが変わるので、損益にも影響があります。
トレードスタイルに合わせた設定方法と、実際に利益が出た検証結果を見ていきましょう。
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トレードスタイル別のおすすめ設定
オートレールの設定項目です。
- 通貨ペア
取引する通貨ペア - 売買/方向
買い(ロング)か売り(ショート) - 注文数量
発注する取引量 - 基準価格
取引を開始する価格 - 値幅
注文を設置する間隔 - 設置本数
注文の設置数(最大50本) - トレール幅
追従する損切り幅 - 有効期限
ポジションの保有期間 - 損失制限額
ストップロス機能。指定金額で注文を停止(建玉は継続)
この中で値幅、設置本数、トレール幅は、オートレール特有で特に取引に影響が出やすいです。そのためトレードスタイルに応じて柔軟に変更すると、うまく機能して利益につながります。
デイトレード
取引数の多いデイトレードは、値幅を狭くして設置本数を増やします。値幅は0.25円以下を目安に、設置本数は最大の50本でも良いです。
トレール幅は値幅と同じくらいか、少し広めに取ります。決済機会が多いので、有効期限は無期限でも問題ないです。
スイングトレード
スイングトレードは、デイトレードに比べてゆるめでOKです。値幅は1円くらいまで余裕を見て、設置本数は少し少なめにします。
トレール幅と有効期限は同じくらいの感覚です。
スワップポイント狙い
金利差のスワップポイントを中長期で狙うなら、さらに緩やかな設定にします。値幅は2円くらいまで、設置本数はさらに減らします。
トレール幅が狭すぎすると、トレンドが見込み方向に動かず細かいレンジ相場になった時に、損切りに加えて利益確定も増えて効率が悪くなります。
そのためスワップ狙いの時は、特にトレール幅を広めに取りましょう。またあまりトレードを意識しないなら、有効期限も設定した方が安心です。
すぐに5,000円の利益が出た検証結果
小ロットの数日間狙いで、5,643円の利益が出ました。取引回数は7回で、設定は以下でした。
- 通貨ペア
ドル円(USD/JPY) - 売買/方向
買い(ロング) - 注文数量
5,000通貨 - 基準価格
110.320円 - 値幅
1円 - 設置本数
5本 - トレール幅
0.5円 - 有効期限
無期限 - 損失制限額
10,000円
デイトレよりの短期勝負でしたが、もう少し値幅を狭くするかトレール幅を広げた方が利益を増やせたと思いました。値幅を0.5円に狭めるか、トレール幅を1円以上に広げるかです。
ただこの設定でも、2日間で利益を出してくれました。設定の感覚がつかめれば、あとはロット数を増やして投資効率を上げるだけです。
他のFX自動売買との違い
FXの自動売買は大きく分けて2種類あります。
- プログラム選択型
システムトレード、EA(エキスパートアドバイザー)、ミラートレーダー - リピート注文型
逆張り、順張り
プログラム系は、好きな自動売買プログラムを選ぶだけなのでカンタンです。ですが売買ロジックや戦略(ストラテジー)が分からないので、プログラムへの依存が高いです。
リピート系はカンタンな設定項目がある分、裁量が加わりトレード精度を自分で高めることができます。
トレンドと逆の方向に仕掛ける「逆張り」は、トレンドが変わるタイミングを見定める必要があります。もしトレンドが変わらず継続すれば、その分含み損が増えます。
トレンド方向に仕掛ける「順張り」は、トレンドに素直に乗るだけです。もし逆方向に推移しても、基準価格に達しなければ注文は発生しません。注文後に損失が出ても、設定した損失制限額の範囲に収まります。
オートレールは順張りで、損小利大の自動売買ができます。
マネックス証券の口座を持つメリット
オートレールを含めて、マネックス証券のFXサービス「FX PLUS」には5つのメリットがあります。
- スプレッドが狭い
米ドル/円は0.2銭から原則固定 - スワップポイントが高い
南アフリカランド、メキシコペソ、トルコリラなど - 取引手数料0円
1,000通貨単位から少額投資も可能 - オートレール
マネックスだけの順張り自動売買 - トレードカルテFX
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(公式)マネックス証券